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[ロイヤリティ応用編]

【Shopify運用者必見】EC戦略を左右する「顧客セグメント」の重要性とeasyPoints活用術

ECサイトにおいて、顧客は画面の向こう側にいる「数字」になりがちです。
しかし、売上を持続的に伸ばす鍵は、その数字を「個別のニーズを持つ集団」として細分化し、最適なご案内を届けることにあります。実際、マーケティングの世界では「売上の80%は上位20%の顧客が生み出している(パレートの法則)」と言われています。さらに、パーソナライズ施策は一斉配信に比べてCVRが向上するというデータもあります。
本記事では、Shopify標準機能を活用した顧客セグメントの基本から、ポイントアプリ「easyPoints」との連携による高度なCRM戦略までを解説します。

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EC戦略における「細分化」はなぜ重要か?

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Shopifyのセグメント機能

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easyPoints連携におけるセグメント

1. EC戦略における「細分化」はなぜ重要か?

ECは実店舗と異なり、顧客の顔を直接見ることができません。そのため「データから顧客の意図を読み解く」ことが、唯一の接客手段となります。

データから導き出す【おもてなし】

実店舗の優秀な店員は、お客様の服装や会話から「この人はリピーターだ」「この人は迷っている」と判断し、声のかけ方を変えることがあると思います。
ECにおいてこの役割を担うのが「データの細分化」です。

  • 一斉配信の限界
    全員に同じクーポンを送ると、本来定価で買うはずだった優良顧客の利益を削り、休眠顧客には「また広告か」とスルーされるリスクがあります。
  • 最適化のメリット
    顧客の現在の状態(フェーズ)に合わせた案内を送ることで、「自分のことをわかってくれている」という信頼感を生み出します。

パーソナライズの重要性を示すインパクトデータ

「なぜ全員に同じ案内を送ってはいけないのか」を示す、世界的な統計データをご紹介します。

  • 最適化のメリット
    顧客の現在の状態(フェーズ)に合わせた案内を送ることで、「自分のことをわかってくれている」という信頼感を生み出します。
  • 顧客の期待値
    同じくMcKinseyのデータでは、消費者の71%が企業に対してパーソナライズされた体験を期待しており、それが得られない場合に76%が不満を感じると回答しています。
  • 収益が最大760%増加
    DMA(英国ダイレクトマーケティング協会)の調査では、セグメント化されたキャンペーンは一斉配信に比べ、収益が最大760%増加したという報告もあります。

顧客の「現在の状態」に合わせた案内を送ることで、「自分のことをわかってくれている」という信頼感を生み出す。
これが現代ECにおけるおもてなしの本質です。

2. 顧客セグメントとは?(基本の定義)

顧客セグメントとは、顧客を特定の属性や行動履歴に応じて分類した「集合体」を指します。

主な分類の切り口

  • デモグラフィック
    年齢、性別、居住地
  • サイコグラフィック
    ライフスタイル、価値観、興味関心
  • 行動データ

これらを組み合わせることで、「30代・東京在住・半年以上購入がない・かつて高額商品を買った人」といった、実店舗の接客に近いピンポイントなターゲット設定が可能になります。

3. Shopifyのセグメント機能

Shopifyには標準で「顧客セグメント」機能が搭載されており、エンジニアの手を借りずとも直感的にターゲットを抽出できます。

基本的な使い方

管理画面の [顧客管理] → [セグメント] から条件を設定します。Shopify独自のエディタにより、特定の行動をとった顧客を瞬時にリスト化できます。

よく利用されるセグメント例

セグメント名

条件例(クエリ)

施策のアイデア

number_of_orders >= x

新商品の先行販売、VIP限定のノベルティ

last_order_date が指定した日数よりも前

カムバッククーポン、新着アイテムの紹介

number_of_orders = 1

ブランドストーリー配信、2回目用特典

4. easyPoints連携におけるセグメント

ポイント関連情報のメタフィールド化することによって、easyPointsで保有するデータを利用して顧客セグメントを作ることが可能です。
また、ポイント施策展開中のShopify側の動きからセグメント作成を行い、行動の分析や予測を行うことも可能です。

メタフィールドを顧客情報に追加する場合、一部定義づけが必要になります。

【easyPointsヘルプページ:ポイント関連情報のメタフィールド化】記事にて定義付けの方法について解説しています。

easyPoints 顧客メタフィールドの種類

  • ポイント残高
    保有ポイント数を元に分類が可能
  • 有効期限
    有効期限までの日数に応じた分類が可能
  • 会員ランクuid
    会員ランクごとのお客様のリストを自動生成


easyPointsでは自動で作成されるランクのセグメント以外にも、有効期限や残高情報に基づいたセグメント作成が可能です。
会員ランクセグメントに関してはこちらをご確認ください。

実際の利用例

ポイント残高セグメント

・ポイント残高が1,000以上の顧客に限定した配信

有効期限セグメント

・期限が近いポイントを保有する顧客へのリマインド通知

会員ランク関連セグメント

・会員ランクごとの特別オファー

Shopifyデータと組み合わせたセグメント

・キャンペーン期間中の購入者に対する次回告知

・ボーナスポイント対象商品を頻繁に購入している方の抽出

・長期間非アクティブなお客様へのポイントプレゼント

その他複合セグメント

・誕生月などの属性条件とポイント情報を組み合わせた施策

今後利用可能予定のセグメント

・会員ランク昇格目前の顧客に対するアプローチ(対応予定)

まとめ:個別のニーズに応える「データに基づいた接客」を

ECにおける細分化は、手間がかかるように見えて、実は最もROI(投資対効果)が高い施策の一つです。

  • Shopify標準機能で「動線を整え、不必要な離脱を防ぐ」
  • easyPointsで「ロイヤリティを高め、ファン化を加速させる」

この2段構えの戦略こそが、価格競争に陥らないブランド運営を可能にします。一斉配信の時代から、一人ひとりに寄り添う「パーソナライズされた接客」へ。その第一歩として、まずは自社の顧客データを覗いてみることから始めてみませんか?

セグメントの追加やフロー設定に関するお悩みなどございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。