
眠れるリストを、永続的な収益源に。
休眠顧客の掘り起こし
~放置されたリストを利益に変える戦略~
「会員数は増えているのに、リピート率が上がらない。結局、いつも新規獲得の広告に追われている……」そんな状況を打破する鍵は、集客力を上げることではなく、手元のリストに眠る「休眠顧客」を呼び戻すことにあります。一斉配信のメルマガでは反応しなくなった顧客を、どうやって再び動かすのか。今回は、放置されたリストを低コストで利益に変える、ShopifyポイントアプリeasyPoitntsを活用した具体的かつ効率的な施策を解説します。
01
なぜ「休眠掘り起こし」が効果的なのか
「1:5の法則」
購入ハードルの低さ
休眠リストの資産化
02
ポイントによる再エンゲージメント戦略
投資効率のシミュレーション
03
なぜ「値引きクーポン」ではなく「ポイント付与」なのか
「得をしたい」より「損をしたくない」
「次回の購入予約券」としての機能
「自分だけ」という特別感の醸成:
04
easyPointsで実現する休眠顧客の掘り起こし施策
新商品の定期リリースと先行案内
パーソナライズされたメッセージやクーポン
05
なぜ「休眠掘り起こし」が効果的なのか
「新規1人を連れてくるコスト」と「休眠顧客1人を呼び戻すコスト」には、埋められないほどの差があります。一般的に「新規獲得は既存維持の5倍の費用がかかる」と言われますが、休眠顧客の掘り起こしにおいてはその格差はさらに広がります。ゼロから信頼を築くための膨大な広告費に対し、掘り起こしは過去の接点を「再起動」させるだけで済むからです。
この圧倒的な獲得単価(CPA)の低さこそが、利益率を劇的に向上させる最大の鍵となります。
「1:5の法則」
一般的に新規顧客の獲得コスト(CAC)は、既存顧客を維持するコストの5倍かかります。つまり、同じ予算があれば、休眠客なら5倍の人数にアプローチできる計算です。
購入ハードルの低さ
新規顧客が購入に至るには「サイトの信頼性確認」「会員登録」「住所・クレカ入力」という高い壁があります。休眠顧客はこれらをすべて突破済みです。サイトに来た瞬間、CVR(成約率)は新規客の数倍に跳ね上がります。
休眠リストの資産化
ECサイトの平均的なリピート率は約20〜30%と言われます。裏を返せば、リストの7割以上は「一度きりで眠っている」状態です。 この未活用資産を動かすだけで、広告費ゼロで売上のベースラインを底上げできます。
※休眠顧客:一定期間以上、新たな購入や反応がない顧客
ポイントによる再エンゲージメント戦略
離脱した顧客は「お店の存在」を忘れているわけではありません。「今買う理由」を忘れているだけです。
そこで、単なるクーポンではなく、ポイントによる損失回避の心理を活用します。
投資効率のシミュレーション
仮に5,000円の予算がある場合、どちらが賢い投資でしょうか?
5000円を利用した投資シュミレーション
比較項目
新規顧客を広告で獲得
休眠顧客をポイントで呼び戻す
広告費: 5,000円
1人
この店で買っても大丈夫?から始まる
1人を連れてくるコストで、5人にアプローチできます。この圧倒的な「投資効率の差」こそが、休眠掘り起こしに取り組む最大の理由です。
なぜ「値引きクーポン」ではなく「ポイント付与」なのか
休眠客を呼び戻す際、多くのショップが「全品10%OFFクーポン」などを配布します。しかし、実はこれでは不十分です。休眠客を動かすには、心理学的な「損をしたくないという強烈な本能」を突く必要があります。
「得をしたい」より「損をしたくない」
「1,000円安くなる権利」よりも、「自分のアカウントにある1,000円が消えてしまう」という状況の方が、人は強く反応します。一度付与されたポイントは、顧客にとって「自分自身の資産」と感じられるからです。
「次回の購入予約券」としての機能
クーポンは「その場で使うもの」ですが、ポイント付与は「すでに財布にお金が入っている状態」を作ります。
顧客の脳内に「あのお店に1,000円預けてある」という記憶を植え付けることで、再訪の心理的ハードルを極限まで下げることが可能です。
「自分だけ」という特別感の醸成
全員に配られるクーポンは「いつもの販促」として処理されます。
一方で、「あなただけに、有効期限付きのポイントが届いています」という個別性は、離脱した顧客が抱く「この店、もう私には関係ないかな」という無関心を、「まだ繋がっている」という再エンゲージメントに変える力を持っています。
easyPointsで実現する休眠顧客の掘り起こし施策
Shopifyでこの施策を手間をかけずに実現するのが、ShopifyポイントアプリeasyPointsです。
有効期限通知
有効期限の30日前、7日前、1日前などのタイミングでリマインドメールを送信します。
ポイント失効は自分の財布からお金が消えるのと同等の痛みを与えます。
有効期限に関する設定はこちら
休眠限定へのポイント付与
一定期間購入がない顧客をShopifyで抽出し、ポイントを付与します。
期間限定ポイントとすることで「使わないともったいない」という心理を最大化させることも可能です。
※Shopifyセグメントによる顧客の抽出+CSVインポートでの手動付与、ShopifyFlowで初回購入から一定期間経過後に購入がない方にポイント付与といったことが可能です。
設置例
- トリガー: Order created
顧客が購入したタイミングでフローが予約されます。 - 待機アクション:Wait 90 days
次回の購入を促すまでの「猶予期間」として90日間待機します。 - 条件判定:90日間に次の注文がないか確認
a. キャンペーン関連の告知で売上の向上Customer / lastOrder / createdAtが「90日前以前」であることを判定します。
※待機中に購入があった場合、この条件に合致しなくなるため、処理は停止します。 - アクション:easyPoints「Adjust Point Balance」を実行
対象の顧客に指定のポイント(例:500pt)を直接付与します。
easyPoints x Flowの詳細はこちら
会員ランクの「ランクダウン」予告(Klaviyo)
easyPointsの会員ランク機能を利用している場合に有効です。
人は一度手に入れたステータス(地位)を失うことを強く嫌います。特典をアピールするより、優遇を失うことを伝える方が、上位顧客の呼び戻しには強力な場合もあります。
easyPoints x Klaviyoの詳細はこちら
まとめ:休眠顧客リストを売上に変える
広告費をかけて集めたお客様が一度きりで離れていく、「集客の使い捨て」はもう終わりにしましょう。
広告で新規を追い続ける前に、easyPointsで「休眠を作らない仕組み」を作る。
リストをただのデータからリピート売上の源泉に変えることこそ、安定した利益を生む最短ルートです。


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