意外と知らない?
ポイント還元率の豆知識
ポイント還元率はお客様がストアのポイントシステムを利用する上で最もインパクトが大きい設定です。
「お客様がポイントがお得だと思うかどうか」という根本の価値観を左右する最も重要な要素であると同時に、ストアの売上にも直結するのでよく考えて設定する必要があります。ポイントの還元率が高い場合は当然インパクトが大きいですし、還元率が逆に低い場合、あまり興味を持たれないこともあります。
高い還元率はリスクがあり、低すぎるとインパクトがなくなります。お客様視点からどれくらいポイントが付与されたら満足度、リピート率があがるかを考える必要があります。ポイント還元率の高低にはもちろんメリット・デメリットも存在します。
ポイントの還元率はお客様にどういったアプローチをしていくかに応じて正しく考えた上で設定することが推奨されています。
還元率設定のモデル例
1. 標準還元率設定(¥100=1pt)
¥100 = 1 ポイントまたは税抜参照の¥110 = 1が多くのオンラインストアで利用されている最も日本で一般的な還元率です。
楽天市場、Yahooショッピングなどもこちらの還元率になります。
easyPointsのユーザーの78.7%がこちらの還元率を利用しています。
2. 高還元率設定
人によって「高い」の基準は異なるかと思いますが、easyPointsのユーザーの8割ほどは¥100 = 1 ポイントの還元率 1% 設定をご利用されています。
そのため、それ以上の還元率設定であれば一般的には(通常よりも)「高い」設定と感じやすいです。
ヨドバシカメラの10%還元やAmazonの2%還元(クレジットカードによって異なる)などが該当します。
3. 低還元率設定
¥200 = 1や¥500=1ptなど、¥1%を下回る場合に、ユーザーからは低還元率と認識される傾向があります。
easyPointsユーザーの中にもこのような還元率を持つストアが存在します。
還元率を設定するための基本ステップ
¥100 = 1 ポイントまたは税抜参照の¥110 = 1が多くのオンラインストアで利用されている最も日本で一般的な還元率です。
各還元率のメリット・デメリット
上記で挙げた還元率の種類をには様々なメリットが存在します。
一方、デメリットも認識しておく必要がございます。
以下が代表的な還元率ごとのメリットとデメリットになります。
還元率設定のポイント
ストアの状況は様々ありますが、いくつかの例とポイントをご紹介いたします。
標準還元率
- ポイントを中心にストアの顧客満足度やリピート率を上げると考えているわけではなく、様々な施策のうちの一つとしてポイントも運用したい
- ポイントの影響を大きくしすぎず、お客様にポイントを利用していただきたい
- 無難にポイントをストアに導入したい
ポイント:
- とりあえずポイントシステムをストアに導入したい場合は最も無難
- 他の施策と併用しつつ、リピート率向上に繋げることが可能
高還元率
- ポイントを中心に考え、ポイントを利用して、インパクト、ポイント利用率、リピート率を上げたいストア向け
- 多くのポイントを次の購入に繋げ、成長を促進したいストア
- 他のストアとは異なる特徴をつけたいストア
ポイント:
- ストアの利益を考慮する必要がある
- 他の施策でのポイント付与はなるべく少なくし、クーポンやセールなども利益を確認ながら行う
低還元率
- ポイントを利用したいが、売上への影響を少なくしたいストア
- ポイントに高級感を出したいストア
ポイント:
- 他の機能等でポイントを多めに付与することで、キャンペーンの価値であったり、レビューを書く価値などを高めることが可能
- リピート率、ポイント利用率があまり上がらない場合は少しづつ還元率を上げる必要がある
easyPointsの還元率
easyPoints ではどのような還元率も自由に設定することが可能です。
しかし、1ポイントは1円の価値というルールは変更することができませんので、ご注意ください。
そのためeasyPointsを用いて、上記のような還元率の例のいずれかをストアの状況にあわせて選択いただく形を推奨しております。
以下には別の還元率をそれぞれ設定することもできます。
- 注文に対するポイント付与の還元率
- 各会員ランクの還元率
- キャンペーン期間の還元率
キャンペーン機能では通常注文の還元率より高く設定いただくことで、期間限定で効果をより強く引き出すことができます。
通常が高い還元率であれば、キャンペーン期間中の上乗せは控えめ、あるいは機能自体利用しなくても効果は実感いただけます。
通常が一般的な還元率であれば、2倍〜4倍ほどに設定することで売上の一時的な促進とその後のリピート購入に期待することができます。毎月〇〇日などと定期的にキャンペーンを行い、認知度を高めることで、リピーターをさらに増やすことができます。
通常が低めの還元率の設定の場合、キャンペーン期間中はかなり多めにポイントを付与することを推奨いたします。通常期にもらえるポイントが少ない分キャンペーンのインパクトが強くなり、キャンペーン期間中の売上をかなり高めることが期待できます。
また、低還元率の場合会員ランクをうまく合わせることも推奨されます。
通常注文の還元率が低く設定されている代わりとして、会員ランクのお客様には高に還元率を設定することで多く購入することを促すことも可能です。
easyPointsで成果を出している多くのストアはさまざまな機能を併用していることが多いです。
まとめ
ポイントの還元率はストア様の状況に応じて柔軟に設定する必要がある設定になっています。
もちろん、80%ほどのストアは¥100 = 1 ポイントで運用していますが、状況を見つめなおし、還元率から変化することも売上の促進・リピート顧客の獲得につながるかもしれません。
ぜひ、ご参考にしてみてください。
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