
サブスク × ロイヤリティ
サブスクリプション ×
ロイヤリティプログラムの設計方法
近年、さまざまな業界で導入が進んでいる「サブスクリプション(定期購入)」モデル。商品やサービスを一定の頻度で自動的に届けるこの仕組みは、ユーザーにとっても利便性が高く、Shopifyでも活用が広がっています。
サブスクリプションはストア側にも利点があり、Amazonや楽天などでも導入が進み、今では多くのユーザーにとって当たり前の購入方法となりつつあります。本記事ではサブスクリプションアプリのご紹介と、導入メリットや実装アイデアを具体的に紹介します。Shopifyストアでもサブスクリプションとロイヤリティを掛け合わせ、お客様のニーズに応えましょう!
01
サブスクリプションサービスの概要
サブスクリプションアプリとは
サブスクリプションアプリのメリット
サブスクリプションアプリの例
02
easyPointsとサブスクリプションアプリでできること
定期購入の回数に合わせてポイントプレゼント
初回定期購入でのポイント利用
会員ランク機能と組み合わせた定期購入
03
easyPointsと定期購入を合わせるメリット
サブスクで溜まったポイントで他の商品を購入してもらう
定期購入の目標を設定することができる
サブスクリプションサービスの概要
食品・化粧品業界をはじめ、多くのB2Cブランドが導入しているサブスクリプションシステムですが、いきなり導入する前に具体的にShopifyで導入可能なサブスクリプションアプリとその概要について理解する必要があります。
サブスクリプションアプリとは?
Shopifyのサブスクリプションアプリを使うと、定期的に商品を自動で販売する仕組みを構築できます。たとえば、毎月1回商品を配送するミステリーボックスのような形式も可能です。サブスクリプションは消耗品だけでなく、一見サブスクに向いていないと思われがちな意外性のある商品にも導入可能です。たとえば、玩具や雑貨などの商品でも導入することができます。
実際にECのミカタのデータによると、サービス以外でのサブスクリプションにおいて「利用したい・利用したことがある」と回答した人は合計54%もいるため、定期購買サービスを導入することで約半数のお客様から興味を持っていただける見込みがあります。
また、ネットショップ担当者フォーラムによると、化粧品やサプリメントに限定されているものの、「利用したことがある・利用してみたい」と考えているお客様が49.2%ほどを占めていることが判明しています。
上記の情報を踏まえると、サブスクリプションサービスを利用してみたいと考えるお客様が多いため、上手に活用することで成果につながる確度が高いといえるでしょう。

定期購入アプリの仕組みとしては、解約するまで指定した期間で商品が届くモデルと、指定した月数分の定期購入があります。前者の例としては1ヶ月に1回、解約するまで届く定期購入があり、後者の例としては6ヶ月分定期購入する例があり、前者は解約が必要で後者は解約する必要がないモデルになります。上記例の場合、どちらも1ヶ月に1度Shopifyにて注文が作成されます。一般的には注文の都度に料金が発生し課金を行いますが、前払い設定の場合は1回目に指定した定期購入月数分の料金を支払う形になります。
サブスクリプションアプリのメリット
サブスクリプションアプリはお客様にとってもストアにとってもメリットが存在する、Win-Winなシステムです。
【お客様のメリット】
- 通常よりもお得な価格で購入できる
- 買い忘れの防止になる
- 継続購入者向けの特典がある場合も
【ストアのメリット】
- リピーターを自然に獲得できる
- 継続特典によりLTV(顧客生涯価値)を最大化しやすい
- 継続的な関係構築でファン化が進む
サブスクリプションアプリの例
Shopifyにはさまざまなサブスクリプションアプリがありますが、今回は日本のストア様に向けて3つほどサブスクリプションアプリをご紹介させていただきます。
アプリの選定時には費用感やストアの方針、支払い方法などを考慮することが推奨されています。機能に大きな差はないため、基本的にどのアプリでも行いたい定期購入の施策は可能だと考えられます。
Huckleberry, Inc. 「定期購買」
Huckleberry社の定期購買アプリは充実したサポートや他社と比較して平均的に低い手数料などが特徴のサブスクリプションアプリです。
豊富な外部連携や、スキップ時のギフト配布など、独自の便利な機能も備えています。
定期購売

基本プラン料金: $0 ~ $299
手数料: 1%
Huckleberry, Inc.
floorstandard 「Mikawaya Subscription」
floorstandard社のMikawaya Subscriptionアプリは通常のサブスクリプション機能に加えて、翻訳や分析機能が充実したアプリです。
Mikawaya Subscription

基本プラン料金: $0 ~ $499
手数料: 1~3%
floorstandard
GO RIDE,Inc. 「Go Sub」
GO RIDE社のGo Subアプリは比較的安価なプランが多いサブスクリプションアプリですが、大きな特徴として「無料プランから実際に運用を開始できる」点がございます。無料プランは検証環境のみの提供が多い中、Go Subアプリでは手数料が発生するものの実際に定期購買注文を作成することが可能です。
Go Sub

基本プラン料金: $0 ~ $649
手数料: 0~2%
GO RIDE,Inc.
easyPointsとサブスクリプションアプリでできること
定期購入の回数に合わせてポイントプレゼント

上記でご紹介させていただきました定期購入アプリには基本的に定期購入回数が注文のタグ、またはメタフィールドで情報が格納されます。その場合、Shopify Flowを活用し、条件付けを行うことで○回目の購入で○ポイント付与などの施策が可能になります。
トリガーは注文に関するタイミングで、条件としてタグの購入回数を入力することで、最終的にeasyPointsのポイント付与トリガーに繋げ、購入回数限定で付与を行うことが可能です。こちらの施策を活用いただくことで、定期購入の目指すチェックポイントを作成することができ、途中解約に心理的ハードルを設ける効果も期待できます。
初回定期購入でのポイント利用
定期購入をストアに導入する上で、いかに定期購入をはじめていただくかは重要なポイントです。一度定期購入をはじめていただけると、さまざまな施策や特典を通して継続利用していただくことも見込めます。初回の定期購入に乗せる手段として、初回購入時にポイントを利用できるようにするのが効果的です。easyPointsでは定期購入商品の初回購入時にポイントを利用することが可能です。普段からポイントを多めに付与することや、新規会員登録特典などを通して定期購入の初回購入を促進することができます。
会員ランク機能と組み合わせた定期購入
多くの定期購入アプリには会員ランク機能が搭載されていますが、定期購入を続けてもらうために購入金額に応じた会員ランクシステムを採用することは非常に効果的です。定期購買のたびに購入金額が増加し、会員ランクがあがり、さらにポイントの還元率が高くなり、高還元を受けられることで定期購入を安価で始めることができます。ポイントが付与され続ける、還元率が上がることはモチベーションにもつながるため、長期的に定期購入を続けていただくには有効な施策です。
easyPointsと定期購入を合わせるメリット
サブスクで溜まったポイントで他の商品を購入してもらう
定期購入商品でのポイント利用は初回のみの利用が可能ですが、定期購入によるポイントの付与は定期購入による注文が作成された都度発生します。そのため、定期購入を行なっているお客様はポイントが通常のお客様よりも貯まりやすくなります。
ポイントを多く保有することでさらに次の商品の購入を促すことができます。ただ、定期購入は通常の購入とは異なり、チェックアウトページなどで獲得ポイント数を確認することができないため、メールなどを活用し、ポイントが多く貯まっていることを通知することで高い効果を実感することができます。
定期購入の目標を設定することができる

お客様にとって定期購入をはじめる最大のメリットとしては通常の商品価格よりも低価格で商品を購入することができる点が挙げられますが、継続するにつれ、メリットを感じにくくなることも想定できます。そこで、ポイントや会員ランク機能と組み合わせることで、例:「3ヶ月の定期購入で500ポイント獲得」や、手動での対応にはなりますが、「○ヶ月以上の定期購入で特定の会員ランクを1ヶ月獲得」などのeasyPointsに関連した報酬を付与することができます。さらには付与する会員ランクの還元率や配送料無料などの追加特典を付与することで、お客様にとってのメリットを増やすことも可能です。
まとめ
現代では多くの業界やシーンで活用されているサブスクリプションですが、Shopifyでもアプリを通して簡単に実現することが可能になりました。定期購入とロイヤリティプログラムは、どちらも顧客との長期的な関係構築に役立つ強力なツールです。合わせて活用することで、安定した売り上げとリピーターの獲得も見込めます。easyPointsとサブスクリプションアプリを組み合わせてお客様へ“継続購入を後押しする仕組み”を作り、売上の安定化と拡大につなげましょう。
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