
良好な関係にもつながる!
【売上アップへ!】顧客満足度向上のポイント
リピート率で伸び悩むことはありませんか?
それは『顧客満足度』が関係しているかもしれません。当然、お客様は離れることもありますが、常にお客様の不満を解消し、満足できる購入体験を提供することでリピート率はあがります。
今回は、顧客満足度の測定方法と向上のポイントをまとめました。
01
顧客満足度の重要性
顧客が離れる最大の理由は「不満足な体験」
不満の放置はレビュー・リピート・売上に直結
小さな満足がリピーターを育てる
02
実際によくある不満のポイント
商品に関連する不満
ストア、UI・UXに関する不満
サポートに関する不満
03
お客様の「不満」を「満足」に転換する施策
配送に関する不満
料金と支払いに関する不満
サポートに関する不満
UI・UXに関する不満
04
顧客満足度を可視化・活用するツール
Gojiberryなどのアンケート収集ツール
ストアのレビューを記載できるツールなどを利用する
顧客満足度の重要性
顧客が離れる最大の理由は「不満足な体験」
Zendesk社の2023年の調査によると、たった1度の不満足な体験をするだけで52%のお客様は離れ、2度の不満足な体験をすると73%のお客様はストアを離れてしまうということがわかっています。
そのため、お客様が不満な体験をしないことを目標にすることで、ストアから離れていくお客様の数を大きく減らすことができます。
参考: Zendesk "CX Trends 2023: Immersive CX marks the dawn of a new era in service"
不満の放置はレビュー・リピート・売上に直結
リピート購入に関しても満足度は影響しており、2019年のQualitricsの調査によると、「非常に良い」(満足)と評価した顧客の94%が再購入の意向を示したのに対し、「非常に悪い」と評価した顧客ではその割合が18%にとどまりました。
このように、お客様の満足度はストアの売り上げなどに直接影響し、非常に重要であることがわかります。
参考: Qualtrics "30 customer experience statistics to know for 2022"
小さな満足がリピーターを育てる
お客様が不満だと、ストアの売り上げに悪影響をもたらすことがありますが、逆に満足度が高いとどうでしょうか。上記Qualitricsの調査にもある通り、満足度が高いことで再購入する確率は向上することがわかっています。
また、Zendeskの調査によると、60%の消費者が期待しているサービスを提供するストアから商品を購入していることが判明しています。そのため、「期待しているサービス」を提供することで再度来店いただける可能性が高くなります。
参考: Zendesk "35 customer experience statistics to know for 2025"
上記より、お客様の満足度を上げることで維持することもでき、リピート購入にも繋げ、最終的に売り上げの面でもプラスな結果を期待できます。
実際によくある不満のポイント
商品に関連する不満
商品に汚れがあると、お客様はストアに清潔感がないと感じます。一度悪い印象を持たれると、信頼を取り戻すのは困難です。
商品を作るための料金との兼ね合いもあるため、難しい部分にはなりますが、価格に見合った価値を感じてもらえない場合、不満が生じやすいです。
破損に関しましてはお客様が最も不満を持つ要素として挙げられます。想定通りの商品が届かなかったことにより、不満を抱くお客様が多いです。お客様は、商品の状態がストアの画像と一致することを強く期待しています。
こちらは特に国際的な配送を行う場合に気をつけるべき点ですが、国内でも不満が溜まる要素はあります。配送の期間はほとんどブレないとは考えられますが、梱包の方法によっては不満を持たれることがあります。海外配送の場合は、関税手続きなどにより配送期間が延びることが不満の原因となることもあります。
ストア、UI・UXに関する不満
こちらは会員登録やチェックアウトまでの操作などで挙げられる内容ですが、手順が多ければ多いほど、お客様が不満を持ち離脱する確率が増加していきます。操作をできるだけ簡潔にする工夫が必要です。
配送方法や支払い方法など、お客様にとってさまざまな選択肢を与えられた方が嬉しい要素で限られた配送方法や支払い方法などに狭めてしまうと、不満が溜まることもあります。お客様に多様な選択肢を提供し、ニーズに応えましょう。
これはオンラインストアやネットワークを利用したサービス特有のものですが、ロード時間が長いことはかなり不満につながります。たまに遅延がある程度なら問題ありませんが、商品画像やチェックアウトページの読み込みが毎回遅いと、お客様は離脱しやすくなります。
3秒以上かかると、離脱率は半数以上であるといった統計も確認できています。
サポートに関する不満
ストアの中での配送方法やクーポン、ある場合はポイントなどの使い方が記載されていない場合、お客様が誤操作に気づいていないため、不満を持つこともあります。できるだけ細かくストアに関する情報は説明することが望ましいです。
ストアでの不明点やトラブルの際にストアのサポートの対応が遅いと、誰しもが不安に感じます。不安な感情は不満に繋がりやすく、どうすればよいか「わからない」不安やいつこっち(消費者)を認知してくれるかわからない不安などもあります。できるだけお客様の立場になって、物事を考える必要があります。
お客様の「不満」を「満足」に転換する施策
配送に関連した不満
配送方法の幅を広げる
こちらは特に特定の配送方法しか設定していないストアや正確な国内の配送料金を設定せず、一律の配送料金を徴収しているストアに向けての内容にはなりますが、配送方法を細分化し、お客様にとって最もよい方法を提供することを推奨します。配送料金も適切に設定して、不満を軽減しましょう。
配送方法の説明を具体的に記載する
どのような理由でチェックアウト時に表示された配送料金なのか、何日かかるかなどの細かい情報を加えることで配送に関する情報がお客様にとってクリアになり、配送に関する不安や不満を軽減できます。
料金と支払いの不満
支払い方法の幅を広げる
現代では数多の決済方法があるため、少ないと不満が溜まるケースも考えられます。カード決済だけでなく、日本で人気のPayPayやコンビニ決済、分割払いなどの選択肢も用意し、スムーズな決済体験を提供しましょう。
料金に関する不満を解消する
料金に不満を持たれてしまう場合は、微額の価格変動や定期的なキャンペーン開催などを通して料金が高いと感じさせる場面を減らしましょう。easyPointsなどのポイントを利用したキャンペーンなどで料金を実際に下げることなく、次回利用可能なポイントを付与し、リピート顧客に繋がることにも期待できます。
サポートに対する不満
自己解決するための手段の増加
多くのストアが見落としがちな点ですが、ストアについての情報やお客様がよく抱く質問を自身で解決する手段がないことに不満を感じることもあります。ルールやポリシーは、FAQやヘルプページで明確に案内しましょう。
返信時間の意識・営業時間の表示
ストアの人員にもよりますが、サポートチームとの連絡を行う上で返信時間がかなり長いなどのマイナス要素があることで不満はたまります。人員が足りていない場合は明確に返信時間について伝えることや、自動返答ツールなどを用いてすこしでも改善できるよう工夫しましょう。また、自己解決するための手段を作成することで、お問い合わせ数の減少につながります。
丁寧な対応とお客様からの視点の意識
当たり前のことではありますが、お客様に対して素早く、丁寧に対応し、なるべくお客様の視点から物事を考えられるよう努力しましょう。不満が溜まるのには理由があり、理由を知ることで同じ気持ちになれるかもしれません。お客様の立場に立ったサービスを心がけることが、不満解消に有効的です。
UI・UXの不満
外部アプリの利用
お客様として嬉しい外部ツールを運用することで満足度も当然向上することが見込めます。easyPointsなどのポイントアプリは当然顧客の満足度に繋がりますし、お客様のお問い合わせを簡単にするチャネルトークや定期購買を簡単に実装できる定期購買アプリなども推奨されます。
ストアの動線やUIを整備する(Shopifyからテーマストアでノンコード実現も可能!)
視覚的な要素もお客様の満足度を向上する上では欠かせない要素で、Shopifyをご利用されている場合は簡単にストアの見た目を変更することもできます。有料なShopifyテーマの利用やストアの見た目をすこしでも改善するのも有効的な手段です。
実際に2011年の調査でUIや操作性が悪いと年間収益が24%下がるといったデータがあります。
参考: Econsultancy (2011), “Reducing online customer struggle”
顧客満足度を可視化・活用するツール
Gojiberryなどのアンケート収集ツール
Microsoftの2020年の調査によると、89%のお客様はストアのフィードバックを行いたいと答えています。しかし、同調査にて7%のストアや企業のみフィードバックの機会を作っていることが判明しております。この課題を改善する手軽な方法として、Gojiberryなどのアンケートツールがあります、簡単に設定し、Shopifyでお客様の意見を取り入れることができます。弊社開発アプリ、easyPointsと合わせることで、インセンティブが加わったアンケートを実現することも可能となっており、お客様の評価をなかなかいただけていないストアには強く推奨します。
参考: Microsoft, “Global State of Customer Service”
Gojiberry

顧客満足度の確認と対策
ストアのレビューを記載できるツールなどを利用する
ストアの評判やストアに対して思っていることを常に他の人やストア自体と共有可能な場としてストアのレビューが記載可能にすることをおすすめします。よく利用されるストアレビューのツールとしてはTrustPilotがあがりますが、他にはJudge.meなどもあります。Judge.meには商品のレビュー記載機能以外にストアのレビューを記載いただく機能もあり、easyPointsのレビュー特典機能とも互換性があるため、おすすめします。
Judge.me

商品レビューの収集と管理
まとめ
お客様の不満は簡単に解消することはできませんし、満足度を向上することも難しい内容になります。しかし、満足度を定期的に集計し、不満点を少しずつ改善することでストアの成長に期待できます。
不満なお客様はストアを離れる原因になりますが、不満を解消し、満足したお客様に転換できると、関係が長続きし、信頼できる関係を築くことができます。細やかな配慮を積み重ねることで、顧客満足度は着実に向上していきます。
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