
新たな施策の参考に!
ポイント利用率を上げるメリットと方法
ポイントを配ってリピート購入率が上昇することを期待して、結果的にあまり利用してもえなかった..そんな経験はありませんか?ポイントは入手、配布するのがとても簡単で、よく忘れられてしまうこともあります。いつの間にかポイントを入手していたといったことも珍しくなく、きちんとした施策を打たないと、ストアを利用してくださっているお客様がポイントを所持していることを気づかずに失効してしまうこともあります。今回の記事ではストアでのeasyPoints利用率と上げるメリット、上げる方法などを取り上げました。
easyPointsのポイント利用率
ポイント利用率とは?
本記事では
ポイント利用率 = 利用済みのポイント数 ÷ 利用可能な合計ポイント数 x 100
と定義しています。
そのため、付与した合計ポイントにおける利用された割合ではなく、未利用で残っているポイント数と利用されたポイント数の比較値となっております。ストアにおけるポイントの認知度や単純な利用率の指標として有効です。
どのような効果がある?
easyPointsの全ユーザーのポイント利用率の平均は38%程度です。
配ったポイントを多く利用してもらえればもらえるほど、ポイントのことを忘れずに利用し、失効前に利用していることがわかりますが、特にインパクトがあるのはリピート率でした。ポイントの利用率が60%を超えると比較的わかりやすくリピート率の変化を確認することができます。ポイント利用率がかなり高く、平均ポイント利用率が100%に近いストアはリピート率も平均47%ほどあることが判明しました。比較として平均ポイント利用率が15%のストア5つのリピート率の平均は24%程度でした。
リピート購入はストアにとって継続的な売り上げになるため、大事にされているストアが多いかと思いますが、ポイント利用率に着目することで上げることもできるかもしれません。
直接的に平均購入単価などに繋がることはあまりないですが、easyPoints利用者で売り上げが比較的高いストアのポイント利用率の平均は62.6ということが判明しました。

ポイント利用率を上げるメリットは?
上記でも記載した通り、現在リピート率が低いと感じているストアにはぜひポイント利用率を確認していただきたく、リピート率を向上させるための施策が思い当たらない場合は、ポイントの利用率を上げることが近道かもしれません。
実は上記以外にもeasyPointsのポイント利用率にはメリットが存在します。
ポイントの認知度と通知・表示の効果を確認
オンラインストアではポイントシステムを導入することが一般的になっている近年ですが、入れてみたものの、実際にどれくらい効果があるのかを確かめることができずにいるストアも少なくないと思います。実際にどれくらい効果があるのかを数字で追うことも難しいです。
しかし、ポイント利用率を確認することで、ポイントがどれほどお客様の間で利用されているのか、認知されているのかのイメージもある程度湧きやすいかと思います。
例えば、ポイント利用率が5%程度である場合、そもそもポイントを獲得するハードルが高すぎたり、ポイントの有効期限が短いことやポイントに関する情報の表示方法があまりよくないことが、よくある原因として挙げられます。
50%を超えている場合ですと、配布ポイントのうちの比較的ポイント利用が活発であることがわかり、ポイントに関連する情報の通知、ストアでの表示や利用している設定が有効に機能していると言えるかと思います。
お客様の購入体験の向上
お店としても、お客様としても最も残念な結果としては、ポイントを獲得したのに、再度来店する前に失効してしまい、それに気づかないことです。お客様としては損した気持ちになり、お店としてはリピート顧客の育成に失敗したと感じることもあるでしょう。
失効に気付いてもらい、ポイントをしっかりと使ってもらい、リピート購入につながることでリピート率がどんどん上昇していきます。
ポイントの利用率が高い場合は通知などを用いて、ポイントの有効期限が切れる前に通知を送信できている根拠にもなります。
どのようにしてポイント利用率をあげるか
easyPoints表示のカスタマイズ
以前、easyPointsの表示方法3選の記事でもご紹介させていただきました通り、easyPointsにはカスタマイズできる表示方法が3つございます。
簡単に特徴を説明しますと、カスタムセットアップではストアのデザインに合わせたシームレスなポイント表示が可能になります。アプリプロックではポイントの表示をテーマのカスタマイズから好きな箇所に挿入することができます。ウィジェットでは画面の端にポイント表示・利用が可能なポップアップを表示できます。
利用する表示方法によってデザイン性や見た目は大きくかわり、ポイント利用率の向上につながることもあるかと思います。弊社のおすすめとしてはカスタムセットアップでよりストアにあったポイント表示を行うことですが、ストアのその他の要素やお客様の動線に応じて適切な実装方法を選択していただくことでポイントの利用率向上にも直結します。

*カスタムセットアップ時のカートページの例 (参考: easyPointsデモストア
有効期限と通知の設置
有効期限を設置していない場合、ポイントの失効がないため、アクティブポイント数が累計で表示され、ポイント利用率もあがりにくくなります。また、有効期限がないことからポイントを「利用しなくてはいけない」といった思考になりにくくポイントを放置するケースも多くあります。
有効期限と正しいタイミングの通知を行うことで、ポイント利用率とリピート購入率をあげることができます。
ポイント利用率が高いストアが行っている施策をご紹介
通知を送信することはECストアにとても大事な施策でもあり、自動化された通知送信フローなどがあれば、一度セットアップを行うだけで継続的に売上につながるメール・通知を作成することができます。
Shopify Flowであれば、LINEを主に利用した通知が可能で、Klaviyoを利用することでメール中心の通知が自動化できます。また、easyPointsと連携が可能なStoreCRMではメール・LINE両方ともにセットアップが可能で、かなり汎用性が高いです。
ポイント利用率が高いストアの多くはポイントに関連した通知をきちんと設定していることが多いです。
ポイント利用率が高いストアが行っていることの二つ目としてはeasyPointsの様々な機能を有効活用することです。多くポイントを付与する機会があることでポイントを利用しなくてはいけないとお客様は考えますし、ポイントを目にする回数も増えます。
よく利用されている機能では特典機能や会員ランク機能、そしてボーナスポイントコレクションが挙げられます。特にボーナスポイントコレクションやキャンペーンはポイントの付与数が上がり、期間限定セールと似ている施策なのでポイントが入手されやすく、ポイントの認知度も上がり、結果的に利用率の向上につながることも多くあります。
まとめ
ポイント利用率はストアにおけるポイントの表示や通知、動線や利用機能など様々な影響を受けて変化するものであり、向上させることでリピート率や売上が向上するだけでなく、ストアにおけるポイント認知度の指標としても有効です。easyPointsの機能を理解した上でどのような効果を狙い利用するのかによってポイント利用率も大きく変化します。
もしポイント利用率の向上にお悩みの場合は、easyPointsの活用方法や活用ガイド、課題に関するご相談などもメールにて募集しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
新しい記事

発売の効果を最大化!
新商品発売時のプロモーション施策案
新商品は新規のお客様の興味を引くだけでなく、既存のお客様がストアを訪れる理由にもなります。特に、既存のお客様が繰り返し購入する環境を作ることで、売上の安定化と成長を両立できます。

ストアに合わせて有効活用
Klaviyo vs StoreCRM:最適なマーケティングアプリの選び方
マーケティングアプリには様々な種類が存在し、より良いパフォーマンスを引き出すためにはストア特性を正しく理解し、適合するアプリを選択・運用することが求められます。

Shopifyデータ分析
easyPointsの活用において必須なShopifyデータ分析
ロイヤリティプログラムの導入は始まりに過ぎません。成功のためには、継続的なデータ分析と改善が不可欠です。重要なのはデータを活用しながら、試行錯誤を繰り返し、最適な施策を見つけることです。