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CVR改善のための分析と実践施策を徹底解説!

【EC売上アップ】ストア訪問から売上につなげる分析&コンバージョン改善方法

今ではオンラインストアの数は多く、ネットショッピングを行うお客様の数もかなり多いです。SEO対策や会員登録に対する特典メール配信紹介してくださったお客様に対する報酬などを設けることでストアの訪問数を伸ばすことは以前よりも楽になりました。しかし、訪問者数が多いだけで、売上に直結しないことも多々あることを理解する必要があります。オンラインストアへ訪問してくださったお客様を少しでも売上に繋げることがストアの成長に大きく関わります。本記事ではストアのコンバージョンを改善するために行うことができる施策についてご紹介します。

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Shopify流入分析で最適な施策を導き出す方法

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顧客タイプ別に見るCVR改善・リピート促進施策まとめ

Shopify流入分析で最適な施策を導き出す方法

オンラインストアを訪問するお客様がどういった経路からストアを訪問しているかはストアによって大きく異なります。成功しているストアと同じ分析をせず、自身のストアのお客様に合わせ、行うべき施策を模索する必要があります。

訪問者の流入経路別に合わせたEC施策とは

どこからお客様の流入が多いかに応じて施策を用意する必要があります。mailmodoの調査によると、Googleなどのオーガニック検索からストアを訪問するお客様の割合は平均43%とされています。このようなストアを運営している場合、多くのお客様は自然とストアを見つけた可能性が高いため、印象を残して売り上げに繋げる必要があります。初回購入時のディスカウントや多めのポイント付与、easyPointsの新規会員登録特典などが有効的だと考えられます。

ecommerce tipsによると、一般的にはダイレクトアクセス(直接URLの入力、ブックマークからの流入など)が29%、メールが10.6%、アフィリエイトが8.8%とされていますが、メールでの流入が多い場合はキャンペーンや定期的なセール、イベントなどを設けることが有効的です。メールをきちんと読んでいるため、定期的なキャンペーンには参加いただけることが多くなり、リピート顧客になることも期待できます。

このように、お客様の流入元に合わせてどういった施策を打つかが変わることもあります。適切な対策を行うために、まずは流入元を確認する方法を理解する必要があります。

Shopifyとメール配信を活用した顧客分析とCV改善

Shopifyにはデフォルトでストア分析機能がついており、複雑な設定なしでもお客様に関する情報を入手することができます。ロケーション別のセッション数、デバイス別のセッション数など、お客様に関する情報をある程度読み取ることができます。

さらに深く顧客分析を行いたい場合、ShopifyとGoogle Analytics を利用することでより細かいデータを入手することができます。オンラインストアを開いたときのLanding Pageや、そこからどういった商品を確認したかなどの細かい情報を確認することもできます(探索機能)。

Mediumによると、顧客分析を行った上で商品をおすすめすることで、売上は10% - 15%ほど上がるとされ、顧客を細分化したセグメント化を利用したマーケティングを行うことでマーケティングの費用を20-25%ほど減少することができるとしており、顧客分析の重要性がわかります。もちろん顧客分析とメールやCRMを合わせることで効果は最大化されます。

メールでの効果を測定することも大事とされ、開封率やクリック率などをきちんとトラッキングすることで適した内容の検討、顧客をセグメント別で分けることなども可能となります。Opensendによると、2025年のe-コマースのメールの開封率は平均36.59%とされています。これを大きく下回る場合はメールが迷惑メールフォルダに送信されていないかなどの調査を行う必要があります。一斉配信ではどういったメールに興味を持つかといったデータをとることもできるため、そこからお客様ごとに開封、クリックするメールの内容を確認することもできます。お客様の分析の先のメールマーケティングは非常に大事なため、多くの成功しているストアで行われている施策です。

顧客タイプ別に見るCVR改善・リピート促進施策まとめ

1. 初回購入率を上げる!新規顧客向け施策とUI改善

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新規会員向け施策の充実

新たにオンラインストアへ訪問したお客様に対して、ストアに興味を持ってもらうことが重要です。そこでポイントシステムの導入に加え、easyPointsの新規会員登録特典などを設定することで、初回購入を促し、大きく興味を持っていただくことも可能になります。easyPoints利用者の中では新規会員登録特典、お誕生日特典を合わせることで購入者のうちの会員比率が76%まで上昇した例がございます。これに加えて、簡素化された会員登録フローなどを用意することで、会員登録のハードルも下げることができます。会員登録はリピーター育成の第一歩でもあるため、有効的な施策の一つです。

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目玉商品のハイライト

新規のお客様はどういったものが”目玉商品”なのか気になっていることが多いです。こちらの傾向を利用し、オンラインストアのトップページに新規顧客のための情報を設置することが効果的です。新商品や人気商品のランキング、キャンペーンやセールなどの情報を表示することでオンラインストア訪問後に購入に至る可能性が高まります。Vogue Businessによると、AIを利用してお客様最適化されたホームページを用意することでコンバージョン率が約10%向上したとされています。おすすめやランキングだけでも多少効果はありますが、AIの利用で成果を最大化することも可能です。

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価値観で信頼を築く

お客様として商品ももちろん気になりますが、ストア自体について気になるお客様も多いです。信頼できるストアか、どういった方針のストアかなどに興味を持つ新規顧客もいます。そのため、オンラインストアのポリシーや価値観をページの中で表示することが効果的です。Bigcommerceの4000人で行われた調査では、多くのお客様が「誠実さ」「透明性」を備えているストアを信頼しやすいとされています。価値観を伝えるページがあることで、「誠実さ」、「透明性」を伝えることができ、結果的にリピート率の向上につながる見込みがあります。

2. ECリピーターのLTVを高めるキャンペーン・ポイント戦略

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新鮮さでリピーター維持

リピーターやよく同じストアを利用するお客様は特に新たなことを楽しみにしていることが多いです。新たな商品やキャンペーン・セールなど、飽きさせないための工夫が必要になります。アパレルであれば季節ごとの商品なども一つの例になります。複数回購入を行っているお客様はストアに対して一定の信頼を持っているため、期待に応えられるようにしましょう。easyPointsのポイントキャンペーン機能なども非常に効果的で、2plus8株式会社様はキャンペーン時に売上を200%伸ばすことに成功しています。

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お得情報の可視化が鍵

上記以外にも、ポイント数や所持しているクーポンなどをお客様自身で簡単に確認できる仕組みを作ることも重要です。商品購入の都度ポイントやクーポンなどの小さい報酬があることでリピーターになりやすく、獲得した内容を目に入るようにすることで利用を促進し、売上に繋げることもできれば、次の購入で利用できそうと考えさせることもできます。easyPointsではウィジェットやカスタムセットアップといった形でお客様にポイント数を表示することができ、ポイント情報が目に入りやすくなっています。

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“買いやすさ”が常連を生む

常に新しい施策や商品を用意することも大事ですが、常に買いやすい商品があることも効果的です。あまり人気がない商品や在庫が残っている商品などを通常よりも低価格で提供することや、もともと低価格な商品や消耗品を用意することで何度も利用されやすいストアとして認識されます。実際に、MobiLoudによると、オンラインストアの消耗品(栄養サプリメント)のリピート率は29%とされており、非常に高いことがわかります。

3. EC全体に効くコンバージョン改善施策:LP・CTA・モバイル最適化

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ランディングページ改善で全体CV向上

すべてのユーザーで効果を発揮する施策の一つとしてはランディングページの改善があります。Sci-Tech Todayによると、e-コマースのランディングページのコンバージョン率は4.2%とされており、こちらを大きく下回っている場合はランディングページ改善を検討する必要があります。ランディングページはお客様全員が通るページとなっており、デザインを親しみやすいものに変更することや、UXを改善することでお客様からの印象も大きく変わり、コンバージョン率に変化が生じます。

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CTA配置でクリック数を最大化

ランディングページ以外にもストア内で改善できる内容としてはCTA(Call to Action)です。CTAをしっかりと設置し、綺麗に表示されるように設定することで、クリックやコンバージョンの確率が上昇します。Hubspotによると、とあるサイトでCTAをあえてランディングページの下部に設置することでCVRが304%向上した例もあります。お客様視点から考えたCTAの位置やデザインを意識する必要があります。

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モバイル最適化でCV機会を逃さない

上記2点はもちろん重要ですが、最も大事なのはモバイルビューを最適化することです。OuterBoxによると、2025年ではe-コマースのアクセスのうち、70%はモバイルからであるということがわかっています。そのため、実はデスクトップビューのテーマを最適化することよりも、スマートフォンできちんとCTAやテーマのデザインを考えることの方が重要だということが判明しています。お客様の視点に立ち、モバイルビューを改善することですぐに売上の向上が確認できるかもしれません。

顧客分析から始めるECコンバージョン改善のまとめ

1. 流入経路に応じた施策を実施
  • オーガニック検索:初回特典やポイント付与で購入を促す
  • メール流入:キャンペーンやセールでリピート促進在庫切れによる販売機会の逸失過剰
2. 顧客分析を活用
  • ShopifyやGoogle Analyticsで行動データを取得
  • 顧客セグメント別におすすめ商品やメールを配信
3. 新規・リピーター別施策
  • 新規:会員登録特典、UI改善、価値観の提示で信頼獲得
  • リピーター:ポイントキャンペーン、クーポンの可視化、常に買いやすい商品を提供
4. 全体施策
  • LP・CTA・モバイル最適化で全ユーザーのコンバージョン率向上

ストアのコンバージョンは売上に直結するため、どんなストアでもとっても大事にされているかと思いますが、まずは訪問するお客様を分析し、お客様の視点に立ち、施策を検討する必要があります。もちろん、コンバージョンの向上にはeasyPointsなどのポイントシステムの導入は非常に効果的です。新規会員登録特典を通して新規訪問を購入に繋げることや、異なる還元率の会員ランクを設定することでリピート顧客のLTVの向上につながる可能性も高まります。また、施策とは別の部分で、テーマを通してCTAやモバイルビューの最適化なども行うことでコンバージョン率の向上へ繋げることができます。

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